国連で核兵器禁止条約を採択

すこし前になりますが、7月7日に国連で核兵器禁止条約が採択されました。

国連加盟国の約3分の2にあたる122ヵ国がこの歴史的条約に賛成し、採択の瞬間は拍手と歓声が鳴りやまず、感動的な状況だったとのことです。

(写真)核兵器禁止条約の採択が決まった瞬間に立ち上がって拍手する各国政府代表ら=7日、ニューヨークの国連本部(しんぶん赤旗より)

この会議には、核保有国をはじめその同盟国は参加しませんでした。核兵器禁止条約をつくることに反対の立場だからです。残念ながら、自民党・公明党が政権についている日本政府もこの会議には参加せず、「この条約に署名することはない」とも言っています。

唯一の被爆国であり、ヒロシマ・ナガサキのある日本の政府として、このようなことでいいのでしょうか。

市民社会(日本でいうと市民団体)の代表として被爆者のサーロー節子さん(広島で被爆、現在はカナダ在住)と、日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希さんが会議に参加していました。

(写真)握手を交わすサーロー節子さん(中央)と藤森俊希さん(その左)(しんぶん赤旗より)

日本の政党からは唯一、日本共産党が核兵器禁止条約の会議に参加し、条約の採択を歓迎する表明をしています。そして、「日本政府の代わりに、日本の声をアピールした」と評価されました。

(写真)握手するホワイト議長(左端)と志位和夫日本共産党委員長(右から2人目)(しんぶん赤旗より)

今の自民党・公明党政府が条約に署名しないのであれば、戦後一貫して核兵器禁止・廃絶を訴えてきた唯一の政党である日本共産党は、核兵器禁止条約に署名し核兵器廃絶の運動の先頭に立つ政府をつくるため、全力で頑張ります。

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